日々ローグ ~日々の活動の様子を綴ります~

「日本高次脳機能障害友の会 第21回全国大会2025in福井」に参加して
~地域支援拠点機関(釜石圏域)
釜石広域基幹相談支援センター所長 高橋大輝さんの感想~

2025.10.04

「日本高次脳機能障害友の会 第21回全国大会2025in福井」に参加してみての感想について、地域支援拠点機関(釜石圏域)釜石広域基幹相談支援センター所長 高橋大輝さんから感想をいただきましたので紹介させていただきます。

<地域支援拠点機関(釜石圏域)
釜石広域基幹相談支援センター所長 高橋大輝さん>

この度、僭越ながら「日本高次脳機能障害友の会 第21回全国大会」に参加させていただきました。
まず感じたのは、福井って思った以上に遠いなと…。午前9時過ぎの釜石線に乗車したのですが、そこから東北新幹線と北陸新幹線を乗り継ぐこと約9時間…。
おそらくこの全国大会に参加しなければ、私にとって一生縁のない土地だったことと思います。
しかし、その後夕食で訪ねた定食屋さん、街中を走る路面電車と、とても温かい人柄に触れ、帰る頃には「また来たい」と思えるほど素敵な土地であったことも確かです。

前置きが長くなりましたが、本題の全国大会へ参加しての感想と考察に移りたいと思います。私が何よりも心に残ったのは、同会理事長さんのお言葉。
「食べる、お風呂に入る、トイレに行く。そういった“生きる”ための支援はもちろん必要。しかし高次脳機能障害者を含め、人はお風呂に入る、トイレに行くために生きてはいない。
“生きる”ために必要なことではないものにこそ、人は価値を見いだす。」

確かにそのとおりですよね。私は約20年障害者支援を生業としてきましたが、良くも悪くも“生きる”ための支援に忙殺されてきたのは否定できません。
そして恥ずかしながら、それに疑問を抱いたこともなかったかも知れません。しかしそれは最低限の支援に過ぎなかったということを、この理事長さんのお言葉と、シンポジウムでの「ホノルルマラソンを完走した」という当事者さんの発表で痛いほど気付かされました。

これをご覧の皆さまは、「何を今さら」とお感じになるかも知れません。これまで高次脳機能障害者支援普及事業で開催してきた「じゃじゃじゃ交流会」も、そういった意味合いがあったことと思います。
ただ私は、今後“生きる”ための支援と“生きる”ために必要のない支援(余暇支援)を両輪で進めていくことを誓います。実際に当法人では、「ユニバーサルビーチ」という障害のある子が海水浴を楽しめる活動などもはじめました。
そして当法人だけにとどまらず、この気付きを釜石圏域の支援者間でも共有していけたらと考えています。

最後になりますが、このような気付きの機会をいただけたことに大変感謝しております。またお許しがいただけるようであれば是非参加したいと考えておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

※写真を掲載することについて同意を得ています。

【釜石広域基幹相談支援センター】
https://www.plus.1happiness.or.jp/consultation/




▲このページのトップへ